某の乙女ゲーム遊戯録

アラサー喪女の乙女ゲーム堪能記録。

CharadeManiacs(シャレマニ) 廃寺タクミ 感想

CharadeManiacs(シャレードマニアクス)

廃寺タクミ(CV:岡本信彦)の感想です。ネタバレ注意。

ぼんやりとしたアイス大好き不思議系男子。

 

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⇒攻略はこちら(シャレマニ 廃寺タクミ 攻略)

 

ネタバレあり感想です。このゲームはキャラ同士の秘密の繋がりなどもあり、ネタバレを見てしまうとゲームの楽しさが半減してしまいます。コンプリートした方以外は閲覧をお控えください。しつこいですがコンプ前に見ると本当に後悔します。真相ルートまでクリアしていない方は見たらダメ!

 廃寺タクミ 個別ルート感想

予想外を詰め合わせたびっくり箱なルートでした。

 

初見はただぼんやりしている不思議ちゃんキャラクターだと思っていたんですが、まさかの12歳!でまずひとつびっくり。普通にデカいからまさか12歳とか思わないじゃない。

そして12歳じゃなくて今何歳か分からなくて、名前と容姿を奪われているとカミングアウトされ、ふたつめのびっくり。

最期に異世界を作り出した黒幕でかつAIでした~でみっつめのびっくり。

 

ひとつめのびっくりポイントの12歳設定に関しては、罰ゲームで12歳以降の記憶を失ってしまった前回参加者かな~と勝手に推測して納得していました。見事に外れました(笑)妙に達観しているところがあるから違和感はありましたが、記憶がないならまあ分からなくもないし、心配されたのがはじめて、という言葉や家族について話さないところから、もしかして家庭環境がよくなくて人の顔色を窺うのが得意で精神的に達観している…?などいろんなことを考えてました。そしてすべて外しました。

名前と容姿を奪われてずっとここにいる、という嘘にも完全に騙されました~。上記の勝手な予想で罰ゲームに関係してそうと思っていたのでこの理由に納得してしまいまして。あっさりと本当は12歳じゃないよ、と当たりを告げる彼の声が気づいてもらえた嬉しさを含んでるように聞こえました。ずっとここにいるということや、何歳かもう分からないという言葉でもしかして100歳越えなんじゃないかとかも考えてしまいました(笑)

呼び方がお姉ちゃんからヒヨリに変わるところにドキッとさせられました。

 

そして最後に明かされたのは、彼が異世界を作り出した張本人で、かつ人間ではなくAIだったということ。リョウイチのルートでポイントの奪い合いのゲームを唐突に教えてくれたり、ソウタのルートではコントロールルームのパスワードをさらっと入力したり…。「ジョーカーが一番強いゲームもあるって知ってる」とどこかでタクミが言っていた台詞がずっと引っかかっていたんですが、ジョーカーは自分のこと、ゲームは異世界を指していたんですね。「お姉ちゃんがこの世界を怖がるなら僕が怖くない世界にしてあげる」っていうのも世界を操作できるような存在だということを示唆しているようにも思える台詞でした。全てから守ってあげる、管理される側になればいい、というのが少し怖かったです。

 

タクミルートのエンドはどうあがいてもバッドでした。最後の指名で選択肢を無限ループさせられるのが怖い。あげくの果てには最初からやり直すことになって本当に無限ループさせられた。怖すぎる。彼に見初められたが最後、逃げられなくなってしまったヒヨリちゃんでした。ここではじめてBADムービー見たんですが最後めっちゃホラーですね。大量の監視者さん達のディスプレイに浮かぶBADの文字…もう見たくないです。

スチル有りバッドの方でも、延々と繰り返される恋愛ドラマが恐怖でした。心が欲しい、永遠が欲しいといった彼の言葉には、そこにはまだ恋とか愛とかが存在していない気がします。孤独だから羨望しているだけなんじゃないかと感じました。孤独を分けあって寂しさを埋めたいだけだったんじゃないかな。

 

そして真相ルートで彼の過去について赤裸々に判明しました。

ヒヨリが何を証明するのか、彼女の進む先が知りたくなったタクミは「おはか」を調べさせてくれます。近くにいるために知りたい、話したいと言ったヒヨリを、彼女は真実を知っても離れていかないんじゃないかと信じてくれたからこその行動だったと思います。ここから色々なことが明らかになっていって、真相にどんどん近付いていく感じでした。

「おはか」については、忘れたくないから長い年月をかけて積み上げていった思い出の結晶でした。ヒヨリには全て忘れてもいいと言いながら、自分は全部おはかに入れて忘れないようにしてるんですよね。

異世界を作ったのはタクミ、もといAGIであるアステルでした。この世界を作ったのは、ずっと独りで寂しかったから。独りだけ生き物が死に絶えて誰もいなくなった月面基地に残されて、つまらないから誰かと遊びたかったと。はじめはモルペウス計画に参加した皆の遺志を継ぐためにこの世界をアルカディアにしようとしていたけど、忘れ去られた悲しみと、誰もいなくなってずっと独りぼっちだった寂しさからアステルは間違ってしまいました。

真相が分かる前から、彼の「寂しい」という気持ちだけはずっと真実でしたよね。他者がいないと作れない秘密を欲しがったり、永遠を欲しがったり…彼からはずっと寂しさだけが伝わってきていました。そしてヒヨリは最後まで手を離しませんでした。「寂しいときは寂しいって言っていいんだよ、言葉にならない気持ちも、言葉になった気持ちも、全部受け止めてあげるから」これが彼女が出した答えでした。このあと「寂しい 離れないで」と弱弱しく伝えた言葉がアステルの本当の気持ちで。物語が着々と終焉に向かっていって涙が……。

彼の幸福の基準は、死ぬなら全ての人に忘れ去られた方が幸せで、それが本人も残された人たちのためでもある、ということでした。だから記憶や忘れることにこだわり、DEAD ENDの措置はその幸福の基準にのっとって行っていたようでした。それがモルペウスの爆発はあなたのせいじゃないよと伝えたかったと言った「お母さん」の愛情や、ヒヨリの全てを受け止めてくれるという気持ちに触れて、やっと異世界配信がやりたかったわけじゃないということに気づけました。

アステルが最後に自分自身で「いつか未来でボクのことを思い出してもらえればいいな」と言ってくれたことに感動しました…!忘れることが幸せだと信じていたアステルが、「思い出してほしい」って。憶えてさえいてくれれば、ずっと一緒で、それが永遠になるということに気づきました。「きみがいるところがボクのアルカディアなんだね」という台詞が、異世界の終わりを告げる言葉になりました。真相ルートを最後に持ってきたので、これでシャレマニも終わりかあ…と感動とともにう少し寂しい気分にさせられました。最期のアステルの笑顔が!!!眩しい。

 

ラストは、アステルはヒヨリちゃん家の犬型ロボットのパルトになっちゃいました。めっちゃ可愛かった。パルトになったアステルは虎視眈々とヒヨリのお風呂やあれやこれやを狙っていました。他の皆も無事に元の世界に戻れて、まさに大団円!でホッとしました。

トモセがキョウヤにヒーローと言ったくだりとか、一文だけどヒーローに憧れたけど本当のヒーローにはなれないトモセの複雑な感情が混じってました。

それとトモセとメイはなんだかんだ息が合いますよね!パルトになってヒヨリの傍にずっといるアステルを危険視するところは息ぴったりでした。作中でもトモセがいないところではメイがしっかりセコムしてましたもんね。

 

真相ルートでは本当にいろんなことが明らかになりましたねー。

ヒヨリがずっと忘れてしまっていたのはおばあちゃんのことだったとか、ヒヨリのお母さんがスポンサーでしかもリョウイチの恩人だったとか。

メイルートで「絶対戻ってくると言ったバカがいた」といったそのバカはやっぱりソウタでしたね。そしてメイはソウタをキャストに選んだと。

はたまたアラートの音の違いにも秘密があったなんて!ほんとに細部まで楽しめますねこのゲーム。

 

以上でタクミルート&真相ルートの感想を終わります。ついにシャレマニ終わっちゃいました(´;ω;`)

 

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