某の乙女ゲーム遊戯録

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CharadeManiacs(シャレマニ) 感想&評価 《総評》

<Switch/Vita対応>

総評価レビュー&総合感想です。ネタバレなし。

購入しようかどうか迷っている人の1つの指針になれば幸いです(*’▽’)♪

 

個人的所感による感想ですので参考程度にお願いします

気を付けていますが、1ミリのネタバレも許せない、まっさらな状態でプレイしたい!という方は回れ右推奨です。

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総評レビュー(ネタバレなし)

シナリオ

大ボリュームでした。時間的には、1周目は共通ルートが長く、個別ルートが短く感じるかもしれません。2周目からは既読スキップが使えるので4~6時間ほどで1キャラ攻略できると思います。

そして、伏線の量がすごい。その豊富な伏線もしっかり回収しきっているのがこのゲームの素晴らしいところです。いろんなルートで情報が出てくるので、攻略順によって途中で予測できたり、全く予想外なことが起こったり。本命キャラの個別ルートを進めていても、他キャラの秘密に関する伏線が余すことなく出てくるんですよ。2周目の共通ルートは既読スキップ作業になりがちと思いきや、攻略済みのキャラクターのこのセリフは伏線だったのか!と後から発見があったりして最初から最後まで楽しめました。物語全てに繋がりがあります。このゲームの特徴である「異世界配信」で配信される「ドラマ」にもそれぞれのキャラクター達に対してちゃんと意味を持っています。

キャラクター

9人も攻略キャラクターがいるので、1人1人が薄っぺらくなってしまわないかと心配もあったのですが、全くそんなことはありませんでした。個性はもちろん、行動の動機や目的も皆が皆バラバラで。よくこれだけのキャラを作れたなあと。個別ルートに入るとその過去や秘密が明らかになっていきます。9人全員のそれぞれ違う物語を楽しむことができました。キャラクター同士の関係性もあったりして、共同生活を送る中での皆の掛け合いも笑える部分がたくさんあります。後からお互いの繋がりに気づいて、それまでのやり取りを思い出して悶々とさせられたりもしました…!何が言いたいかというと、とにかくみんな好き。

糖度

糖度は低めです。どうしてもミステリー要素が先に立つのでこれは仕方がないかと。いつ死ぬかわからない緊張感のある世界に合った糖度具合でした。そんな中でときたま現れる萌えポイントにドキッとさせられ。キャラクターが魅力に溢れているのでカッコいいとか尊いとかはすごく感じられましたよ~。糖度は今後のFDに期待です。後日談がすごく見たい。

 

グラフィック

悌太さんのイラストです(*’▽’)私が購入を決めた最大の買いポイントです。珍しくポップな塗りで新鮮でした~。

スチルは各キャラ差分無しで10種類+その他10種類で総数100種類(差分入れるともう少しプラス)でした。1キャラで考えると少ない気もしますが、全員で9名いることを考えると合計は100枚なので充分なボリュームだと思います。

アップも引きもバランス良く配分されていました。アップでも背景までしっかり描かれているので、どこにいるのかなど情景をより分かりやすく感じることができました。

システム

UIとBGMがテクノチックで近未来的な雰囲気を存分に醸し出していました!OPとEDも爽やかな感じで、特にEDはシンプルながら映画のEDのようでした。

操作についてはいつも通りのオトメイトシステム。既読スキップなど基本システムに不便はありません。

章選択のシステムについては、本作では「フローチャート」システムが搭載されていました。分岐箇所などが分かりやすいです。難点としては、一度開始するとフローチャートに戻れず、戻りたければ一度タイトルバックしないといけないという点が面倒でした。

おまけ要素ですが、キャラ視点のSSがありました♪作中のシーンを攻略キャラ視点で描いているので、あの時こんなこと思ってたんだー!と回顧できます。

総評

一本まるまる楽しめるゲームでした。正直、最初の1人目を攻略したときは謎が多くて「???」という感じで物足りない感があったのですが、もう1人もう1人…と進めていくうちに次々に謎が明らかになっていって、どんどん世界観にのめり込んでいきました。最終的に大満足です。全キャラ攻略してやっと物語が完結します。ADVとして非常におすすめできますので、サスペンスやミステリーなど考えることが好きな方はぜひ。黒蝶のサイケデリカやカラマリが好きな人は楽しめるかと思います。

お話の大枠としては、「突然10人が異世界へと連れ去られ、その10人の仲間の中に自分たちを攫った『裏切り者』が紛れている」というものです。裏切り者は誰なのか。人狼ゲームのような感じですね。予想して、考えながら進めていくのがこのゲームの醍醐味かと思います。個別ルートに入ると各キャラクター達の過去や秘密がどんどん明らかになっていきます。それが自分の考えていた予想と当たっているのか、いないのか。秘密が出たと思ったら、更にまた秘密が出てきます。まだあったか!みたいな。ただじゃハッピーエンドを迎えられないので、飽きずに進めることができました。各所に伏線が散らばっているので、9人いる攻略キャラの攻略順によって、プレイヤーの考えることは全く違ってくると思います。一緒の感想にはならないんですよね。それがこのゲームの面白いところかと。自分の記憶を消してもう1回最初からやり直したい(笑)仕事終わりや休みにのんびり3週間ほどかけて楽しんだゲームでした。

 

さいごに。

プレイ予定の方は、ネタバレは絶対に見ないでください。他所の感想はフルコンしてから見るべし、です。私は1キャラ終わったらそのキャラの感想をすぐ見に行くタイプなのですが、シャレマニでそれやって他キャラのネタバレ踏みました…。

 

キャラ同士の繋がりも基本的に隠されているので、ぜひ自分ですべての謎を解き明かしてみてくださいね。

攻略順とかも気にしない方が楽しめます。

CharadeManiacs for Nintendo Switch

Switch 発売日:2021/9/16

 オトメイト(アイデアファクトリー)

 悌太 雨宮うた 斉藤あさみ

 斉藤壮馬 鈴村健一 浪川大輔 古川慎 前野智昭 関智一 松岡禎丞 岡本信彦 緒方恵美

 そこに居るのは本当に、10人の“仲間”?

 公式HP OP動画

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