某の乙女ゲーム遊戯録

アラサー喪女の乙女ゲーム堪能記録。

カラマリFD アドニス編 感想 ADONIS

Collar×Malice -Unlimited-(カラーマリス アンリミテッド)

アドニス編の感想です。ネタバレあり。

⇒攻略はこちら(カラマリFD アドニス編 攻略)

⇒感想一覧ページへ

アドニス編 個別感想

アドニス編は、まずどんなストーリーになるんだろうと発売前からドキドキしてました。導入は予想通りあのエンドの続きから。私はアドニス編をラストに持ってきたのですが、ちょっと失敗したかなと(笑)絶対悲しくなっちゃうやつ…。

 

前作で香月と仲間を失ってしまった市香ちゃんが、ゼロを自らの手で世界から消し去る日のためにアドニスで生きるお話でした。あのエンドの続きなので、完全にIFではなく、あのまま進むと本当にあったお話です。

危ういバランスで形成されている市香が染まってしまった物語でした。白って何者にも染まっていないけど裏返すと何物にも染められてしまいますもんね。

仲間内で唯一生き残った笹塚さんがどうなったか気になっていたんですが、しっかり登場してくれました。彼の「そっち側に行くな」の声がかすれていて今にも泣きそうで。行くなと思いつつ、尊には市香の復讐心も理解できるんだろうなあと。5人の中では尊にしか理解できない感情ですよね。しんどい役回りだ…。無印時代の開発ブログさんの方で、あのエンドの後に生き残った尊の大冒険!みたいなのが続こうとしたけど長すぎてカット、みたいな記載があったような気がするのですが、違う形でこのアドニス編として実現したって感じなんですかね。尊の大冒険も見てみたかったですけど…きっと尊もあのあと葛藤がたくさんあったはず。本ルートでもシステムの掌握にミスがあったことを悔いているなど尊の気持ちも少し触れられていましたね。

このお話でのアドニス組織の動きって、市香ちゃんがいなくても、AfterStoryの事件が完全に解決していないルート(柳と白石ルート以外?)の水面下でこうやってアドニスが動いてるのかなあと思わせる情景でした。

 

市香ちゃんは執行者と関わることで少しずつ昔の感情や思い出を取り戻していきます。そして、市香ちゃんと関わった執行者たちも同じように新たな感情が湧いたり、夢を見つけたりします。相互作用といいますか、会話することでどちらの気持ちにも影響があったようです。

 

さて、ここからはキャラクター別に。多いのでほぼ箇条書き状態で失礼します。感想に偏りがありますがすみません。全く触れないキャラも。ゼロは最後に!

 

ハナと菅原

この2人のクロスストーリーですが、キャッキャウフフの女子会が始まるかと思ったら喧嘩にwwwと思ったらやっぱりただの女子会だった。警察での女子3人組とはまた違った関係ですね。この3人も出会う場所が違ったらふつうの友達になれてたんだろうか。いつもと違う衣装を着た3人のスチルは可愛かったです。ハナちゃんも菅原さんも印象違いすぎて(*´Д`)カラマリは女子キャラも大事にしてくれるところも良いですよね♪

 

また、菅原さんですが、なんだかんだいい人。市香の本心を知ろうとして、それに気づいた。ゼロを殺したらどんな手を使おうとも市香を殺すと宣言していたけど、ゼロを殺すこと自体を止めようとはしなかったところがまた。そこでお互いの道は分かたれてしまいました。菅原コンプリート後の調査結果メモの菅原に殺されるのが幸せな結末なのかも、という文章も複雑ですね。

詩音と鈴音

なにこの兄妹…守ってあげたくなる…お姉さんがなんでも買ってあげる…( ^ω^)

どっちも可愛いんですが、鈴音が「嫌だった?」と毎回聞いてくるのがずるいーーーーーーーー!嫌じゃないよすーちゃん!!そんなこと言えるわけがない。

実はカラマリで私が一番怖いと思ったキャラって鈴音ちゃんなんです。前作本編のバッドエンドでまじでびびったもん。ウキョウさん思い出した。でも今回でこんなに可愛い子だと分かって良かった…。この2人は生きるために必死にここまで歩んできたようでした。

貯金も偉い。見習いたい。

詩音は夢を見つけられてよかった。詩音のすっきりした顔って年相応で安心します。

緒方

千倍返しだ!!!!緒方さんwwwwシリアスに急に笑いを突っ込まないでください。そして直後に出てきた辞書の「リベンジマン」の3話のあらすじがぶっ飛びすぎてて1周回って気になる。

f:id:soregashix:20180820195606j:plain

突然の千倍返しが強すぎてその他を余り覚えていないのですが、緒方に貸してもらったCDのお話で、香月がギターで参加してるっていうのは切ない。もういないんですよね…。遺ったのはギターの音だけ。

山条

くすぐられる山条さんが見られるとは思いませんでした。ブラック市香ちゃん大胆すぎます。

山条といい緒方さんといい、おじさんで遊んじゃダメだよ市香ちゃん。

 あきと

市香ちゃんもあきとと話すのが一番避けたかったようすでしたが、やっぱりあきとの話は切なかった。香月のいない世界のお話。お互いどうしたって香月を思い出してしまいます。

最後に市香ちゃんがあきとのことを「瀬良くん」と呼んで、香月のことを前を向いて話したシーンが印象に残っています。まるで一瞬だけ昔に戻ったようでした。

そして黒い妖精に笑いました(笑)花江くん渾身の演技でした…!

クロスストーリーは相田と一緒の登場でした。ブラックあきと見参。きっと怒らせたら一番怖い。辞書の「エアプ」のところで「エア給料」って純黒なワードがあって二度見しました。エア給料…だと…???????

御國

カラオケやボーリングやゲームセンターに行く御國さんって…w服装ってあのままなんでしょうか。それともさすがに私服を着るんでしょうか。その辺詳しく教えて頂きたいです。

やっぱり笑ってる顔が綺麗です。これは少し黒い笑みかもしれませんが。

f:id:soregashix:20180820195817j:plain

白石の言葉をずっと覚えてくれていたことに感動しました。このお話では御國が白石さんに殺されることはなく、白石が死んでしまったお話になりますもんね…。死んでしまった、彼にとってただ人形であるはずの14番の言葉をいつまでも御國さんは覚えていてくれるのでしょう。

 

クロスストーリーはやっぱりゼロと共にでした。スチルが平和…!どこか浮世離れした人たちだから、普通の友人らしい日常的な絵が見られて良かったです。過去の2人がどんな風に過ごしていたのかも聞くことができてよかった。

冴木(ゼロ)

柳ルートの面会でも真意が分からず、ただ「見ていたどれもが本当の自分」と言っていたゼロ。そんな彼の最期を見届けるお話でした。

彼は市香の心が欲しかったと言っていました。決して恋情ではないが、心が欲しいと。重くないですかとてつもなく……。

市香ちゃんもその手でピリオドを打つ最後の最期まで彼のことは完全には理解できていないと言っていましたが、本当にその通りだと思いました。

よって私の勝手な推測というか思ったことを勝手に綴っていくことになりますが、生まれた時から母に父を通した目で見られ、自分自身を形作るはずの名も与えられなかったゼロは、誰かに「自分」の存在を認識して欲しかったんじゃないかなと。それが救いで、ずっと救いを求めていた。自分に激情を向けて自分のために行動してくれる存在を待っていたんじゃないかなと。そして、市香が他と決定的に違うところは、他人のために動けるところなのではないか?アドニスの執行者たち、そして御國までもが、突き詰めれば「自分のため」に行動をしているということが作中で分かりました。これが、彼が彼女を選んだ理由だったのではないかと思いました。

 

ごめんと言いながら地獄まで付き合えとひとりごちるゼロ。

f:id:soregashix:20180820195942j:plain

 

最後に「殺す」か「殺さないか」で選択肢をもってくるところがさすがカラマリ恐るべし…!

「殺す」を選んだルートがTrueととらえて続けます。

 

ゼロのためにゼロを殺す市香。自分の復讐を優先するなら、ゼロの望みが自分の手による死であることが分かった時点でゼロを殺さない選択肢もあったはずです。(実際に「殺さない」を選んだ先ではそういった道に進んでいました)

 

最期のスチルが表示される際の挿入歌の入りのピアノに鳥肌が立ちました。

「あなたが最後の、私の生きる意味だった」と市香ちゃんが告げるシーンも印象的。

そして、「これまで生きてきた中で今がいちばん、満たされてる」「これでもう泣かなくてすむ」とゼロが涙を流したシーンが網膜に焼きついています。かなしい怪物。

市香ちゃんも彼が心から満たされたならよかった、と最後まで彼のことを考えていました。

そして、ありがとうとさよならを交わして物語は幕を閉じます。

 

悲しいけど清々しい。神聖ささえ感じる。余韻が……。

トロフィーの「名もなき彼の最期を見届けた」という詳細文がどことなく好きでした。

f:id:soregashix:20180820200143j:plain

 

ゼロと出会ったから他の皆と出会えた。それは確かに繋がってるんですよね。

カラーマリスってすごい。以上です。

 

***

P.s.エクストラのその他で冴木とゼロが別々に登場することに驚きました!冴木とゼロの声のトーンの違いってすごいですよね。同じ声なのに全然違う。ゼロの時は、声がただ単に抑制されて色が無いんじゃなくて、変に優しくも聞こえるし、その違和感が不気味さもかもしだしているというか…。剣が君のときも同じことを思いましたが、とにかくおのゆーさんがすごい…!