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Nightshade/百花百狼 石川五右衛門 感想

Nightshade/百花百狼(ひゃっかひゃくろう)

石川五右衛門(CV:緑川光)の感想です。ネタバレあり。

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攻略はこちら:百花百狼 石川五右衛門 攻略

五右衛門 個別ルート感想

他ルートでよく助けてくれる陽気なお兄さん。

 

序盤で『秀吉が全てのものを奪っていった』と零した際は、いつも飄々としているからそれが何なのかわかりませんでしたが、実は五右衛門はかつての風魔任軍の頭領・風魔小太郎であり、仕えていた主君である北条氏が秀吉に討たれた、というのが真実でした。

 

敵であれ極力殺しは避ける理由も、風魔時代に残忍な術でずっと殺してきたからとのこと。

全てのものを奪っていった、というからには頭領時代の五右衛門はきっと仲間を大切にしていた忍びだったんじゃないかなあと。その辺は詳しくは作中で語られませんでしたが。

 

そして里の為じゃなく自分の為に生きるため忍びを辞めて現在に至ります。そんな彼と過ごすうちに、槐も次第に自分の意志で生きることを選択できるようになっていきました。

 

共通ルートでは遊び人という雰囲気を前面に押し出して、槐がただの町娘のようなデートを楽しんだり。事件が起こって逃避行が始まったときも、緊張感はありつつも五右衛門の包容力とか余裕さがそうさせるのか、そんな彼と一緒だったので終始安心できるルートでした。

 

牢からの脱出を里に迷惑がかかるからと尻込みしていた槐を盗んで連れ出してくれたのはさすが大泥棒の石川五右衛門といいますか。日本のルパンや……!(?)

 

そういえば、このルートで秀吉を殺ったのは黒雪ですかね。別行動してたって言ってたのと、槐が心配で追ってきたというのも罪悪感からかな~と。

 

道中は過保護な月下丸とそれをおちょくる五右衛門のやりとりが面白かったです(笑)ところどころ月下丸の声が裏返るほどのリアクションがあって、それがお気に入りです。

 

 

エンディングはとにかく楽しかった!

策を弄し、風魔に戻り槐を取り引きに使おうと非情になる五右衛門。彼のことだから何か策があるんだろうな~と今後の展開にわくわくしていました。最後は五大老の前で一芝居。

そして大量発生する石川五右衛門wwww

 

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画面が賑やかでした。ラストは花火のあがる城をバックにお金をばらまきながら道中する一行は愉快でしたね。

 

ここぞというときに「槐」と呼んでくれるのがいい。でもやっぱり普段のお嬢ちゃん呼びが五右衛門はしっくりきますね。

 

そんなこんなでお互いの心を盗みあってめでたしめでたしな五右衛門ルートでした。

 

バッドエンドが非常に印象に残っています。

「さぁ、悪夢と共に逝きな。……夢幻操葬の術」ってやつ、かっこよすぎました。文字に起こしただけだと中二くさいけどホントにかっこよかった。

 

それだけ言い残して惨劇を背に槐の亡骸を抱え、微笑みながら一筋の涙を流す五右衛門のスチルが印象的です。

ここまで極力殺しを避けてきた五右衛門が、忌避していた最凶の術を使ってその場を血に染め上げたことも、彼の悲しみが伝わってくるような行動でした。

 

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