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百花百狼 黒雪 感想

Nightshade/百花百狼(ひゃっかひゃくろう)

黒雪(CV:下野紘)の感想です。ネタバレあり。

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攻略はこちら:百花百狼 黒雪 攻略

黒雪 個別ルート感想

影蝕の術の習得のために、自分自身の記憶すら失ってしまった黒雪。

自分がどんな子供だったかも、誕生日すらも、大切である槐との思い出も何ひとつ思い出せず。常闇が続く世界での地獄のような修行の様子は聞いていて辛かったです。

 

序盤から槐への執着心が全開だったのは、自分の記憶に槐しかなかったからでした。闇の中に影が見えてくるような気が狂いそうな環境の中、自分を保っていられたのは槐との再会を希望として支えにしていたから。

 

作中で寝ぼけた黒雪が、槐のいる現実の方を夢だと錯覚していたことに、その地獄の日々を想起させられました。「槐が現実に繋ぎとめてくれる」という言葉も、そういった背景があれば納得です。

 

共通ルートで黒雪と再会したあのシーンも裏では、「誰が誰なのか」というのをまず様子を見て確かめていたこと、槐が自分がいなくても笑っているところを見て涙したことが後から判明して悲しくなりました。

 

そしてやんわりとヤンデレ枠でした。

巧みに槐にマインドコントロールをしかけていく黒雪。2人だけでいいと、盲目的に槐に執着していました。

槐が疑念を抱いて月下丸と接触しようとした時の、背後からの「何やってるの?」は怖かった。影を縛って布でもお互いの手首を縛って。急に過激派になるから驚きました。

 

第3者から見ると2人の関係は共依存にしか見えないのですが、そのことは2人自身もよく分かっていました。恋が何なのかわからなくてもただ「好き」という気持ちがあり、それは依存なのかもしれないけれど、でもその気持ちはお互いが同じ想いだから“両想い”だ、という言葉がストンと胸に落ちてきました。この2人の関係は無理に名前をつけなくていいものなんだなあと。

 

 

 

「槐が死んだらどうやって生きて行けばいいかわからない」といって必死に槐の手を引いていた黒雪は、ずっと迷子のようでした。無事に帰ってこれて良かったね。

『共生共死』という言葉が一つのキーワードになっていましたが、重みがあって良い言葉ですよね。

 

最終的には事件も解決して徳川忍組預かりになった2人。甲賀の仲間が皆生きてるよ……!またいつでも帰ってきてね、と見送られましたし、このエンドいろんな意味でハッピーエンドなのでは。

百花百狼の他ルートで見られる、犠牲の上に成り立つハッピーエンドも重くて余韻が残る感じが大好きですが、こういうエンドも1つ2つあると救いですよね。すっきり終われました。

 

バッドエンドでは幻術を見ながら幸せに死んでいく槐。そして後を追う黒雪……。生きるも死ぬも一緒、でしたね。

 

これだけメインキャラクターが死んでいく話で、どのルートでも死ななかった生命力がすごい。ただ1人どこでも生き残ってましたね。(当人のバッドエンドを除く)

 

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