某の乙女ゲーム遊戯録

アラサー喪女の乙女ゲーム堪能記録。

真紅の焔 真田忍法帳 筧十蔵 感想

十蔵の感想です。長いです。ネタバレ注意

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筧十蔵 個別ルート感想

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過労が趣味で秘密の多いひと。

 

十蔵さんルート、めちゃくちゃ面白かったです。

攻略キャラ5人の中で一番話が重くて切なかったのに、一番笑えるストーリーでした。(私的所感です)

 

十蔵は信繁ガチ勢の中でも一番のガチ勢な人でした。信繁、もとい真田家への愛がすごい。信繁を「生かす」ことを信念として、その目的の為なら信繁本人の意志を裏切ってでも生かす為に守る行動を取って突き進んでいくお方でした。

 

序盤はとにかく優しい。はじめから優しすぎて逆になんだか怖くなりました。鎌之介みたいに明らかに裏表のないあっけらかんとした人物なら安心できますが、十蔵さんの優しさは裏がありそうで怖い。敬語キャラの定番ですね。案の定、個別ルートに入ったら「優しさの裏」というトロフィーを獲得。不穏すぎる。いつ裏の顔が出てくるのかとどきどきしました。笑

 

指導してくれる所は先生!って感じで、寒いのに気づいて懐炉くれたりとにかく紳士的で優しい十蔵さん。

この感想を書くのに2周目をやったのですが、秘密を全部知ったあとに懐炉のシーン見るととてつもなく怖いんですよ。この懐炉のシーンは個別ルート入ってすぐなので、輪も回してないしヒロインと十蔵の関係も何も進展してない部分です。「女性の身体を気遣うのは当然のこと」とかさらりと言いますけど、これ本心では全くそんなこと思ってなかったんですよね。ただ定型文を喋ってるだけ、といった感じ。2周目の序盤は優しさが全て定型文に聞こえます、ほんとに。

 

真田丸での戦を終えたあとの「筧さん」呼びが解かれるシーンの「はい、よくできました」が好き。そしてここで「女性」という部分が伏字にされていました。このだいぶ後でその理由が分かるので、この時点では不審に思いつつ何も気づけませんでした。勘のいい方はここで気付かれたんじゃないでしょうか。

ここら辺が十蔵のヒロインに対する印象や接し方が変わった起点だと思います。そして同胞として認めたあたりからそれが更に加速して、十蔵に戸惑いが生まれていきました。あと遠慮もなくなりましたねw十蔵さんは素の狡猾さを猫かぶりで隠しているずるーい大人なのですが、どんどんその面が表に出てきます。以前は一般的に女性にはこうする、という決まった典型的紳士な接し方を機械的に行っていただけだったのが段々と変わっていきました。

 

ヒロインも信繁様に生きて欲しいという願いは同じなんですよね。そして、命を生かすだけでなく意志を活かして信繁がもたらす勝利の光景も見てみたい。愚直かもしれないけれど希望を持てるヒロインが十蔵には眩しく見えたんじゃないかなあと。そして裏切りという苦悩に1人で戦い続ける十蔵さんは、無意識にヒロインを傍に置くようになります、というかどんどん巻き込んでいきますw寂しさ故の無意識の行動で、「一緒にいてほしい」が素直に言えない十蔵さん…ここで可愛さ見せてくるのはずるいです。

 

そして女嫌いが発覚します。この人のルートやらないと絶対に分かりませんよね。個別に入ると先の伏字やヒロインを同胞として認める所で「女性だからと意地をはるのはやめにする」という言葉などから想像できますが、他ではそんな素振り一度もなかったですもんね。十蔵さん攻略前からは予想すらできなかったまさかの女嫌いにびっくりしました。余計なことをさせないよう、女の手綱を先に握るために表面上優しく接するとな…。一線引いて嫌いな人にめちゃくちゃ優しくするタイプですね。壁が厚いよ~。ということで、最初は十蔵はヒロインの存在など鼻にもかけていなかったんです。それを踏まえて序盤のストーリー読み返すとほんと恐ろしい人ですよ。

そんな中で「子供っぽくて頑固な女性」と評されるヒロインちゃん(笑)今まで周りにいなかったんだろうなあ。自分の心に素直に行動できる純真な女の子。そんな彼女に十蔵さんはいつの間にか惹かれていったのでしょう。

女であるヒロインを認めてくれたということは、その人そのものをしっかり見てくれる姿勢が根底にあるということで、十蔵さんは本質では誠実な人だと思いました。女に向けて女嫌いを正直に明かしてくれましたし。毛嫌いしているものを認めることって十蔵さんにとってすごい変化だったのではないでしょうか。

 

十蔵が真田家に身を賭して仕える理由もしかと明らかにされました。救われた上に不義を働いた家の子にも関わらず本人の人となりを認めて、身内同然に扱ってもらえたこと。真田家への忠義の理由でした。

 

グラシアは白蓮に従順かと思っていました。佐助ルートで毘沙門だけは白蓮のために戦っていたので、本当に白蓮の味方なのって毘沙門だけ……?( ;∀;)

 

信之様の手紙には込み上げてくるものがありました。厳しいけれども優しさの見える手紙。真田の兄弟すごいよ…。結局信之様はこの手紙での登場くらしかありませんでしたが、いつか過去話とか見てみたいですね。FDのために投書しなければ。

あと十蔵と甚八の幼馴染の会話が良いですね。十勇士の中で十蔵に向かって気さくに軽口を投げかけられるのって甚八さんだけなんじゃないでしょうか。

 

そして。大殿の言葉でフラグは立っていましたが、やはり十蔵がヒロインの父の仇でした。そして突き放されるヒロイン。少し前から十蔵はヒロインへの想いを自覚しているだけに、切なくて重い。そしてヒロインもここで十蔵への想いを自覚します。胸がぎゅっとなりました。苦しいよ~。いちばん切なくなるルートかもです。

 

そしてまさか恋のライバルが敵キャラになるとは思いませんでした。キャットファイト最高でした。ここ作中で一番笑った。面白すぎてネタが飽和して上手くまとめられないので箇条書きで失礼します。

 

  • ヒロインぶち切れ。突っ込んでって胸ぐら掴んで十蔵に迫るヒロインかっこよすぎぃ!「文句の一つぐらい言わせなさい!」勢いがすごい。
  • 文句という名の突然の逆告白~~ヒロイン男前!もともとこのヒロインちゃん好きですが、更に好きになった瞬間。
  • このシナリオの文章の言い回しが秀逸!驚く十蔵がヒロインを見る目が未知の生き物を見るような目でこちらを見てくる”とか”本当に人外のような顔をしているかもしれない”とか。ヒロインは珍獣か。あとグラシアに「蛾」呼ばわりされたり、”十蔵が逃げたことへの怒りに比べれば父を殺された憎悪なんて「蚊」のようなもの”とかもありましたね。
  • 動揺して戸惑う十蔵さん可愛い。
  • キャットファイト勃発。ここから可哀そうな十蔵さん。
  • どうしようもなく面倒くさい人wwwww十蔵さんぽかーん( ゚д゚)
  • 「優しいのは上辺だけ」「笑顔が怖いし主君も私も騙す」言葉にノックアウトされていく十蔵さん。
  • 「自主性がないと冷たい」「でも出張りすぎると静かに怒る」これまでの選択肢を思い出しますね!ここぞとばかりにだんだん愚痴になってきてませんか?笑
  • 言葉の矢に刺されまくり、その辺りでもうやめてとお願いする十蔵さんwwwwそれをさらっと無視していくヒロイン。でも最後はしっかり「そんなところもひっくるめて全て好き」と決めていくヒロインちゃん。かっこよすぎます。
  • 当事者の目の前で繰り広げられる修羅場。割り込むも黙れといわれぐうの音も出ない十蔵さん。
  • 修羅場を見ながらぼそっと呟く十蔵さんが面白かった。これ女性不信さらに強くなりません????

 

…とこんな感じでめちゃくちゃ面白かったです。十蔵さんルートって秘密がどんどん明かされていくのでここまででも十分飽きずに楽しめていたのですが、この修羅場のシーンで更に楽しめました。

 

この直後にわざわざ「聞きたいことがある」と前置きしてから問う十蔵。

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もう好き。尊い。やられました。

 

自分の行ってきたことで後戻りできなくなり、それを義務にして雁字搦めになっていた彼ですが、その義務を捨てたことで、主君の戦う意志を全力で支えることができるようになりました。ヒロインとの出会いがなければ成しえなかったことですね。

 

お互いの心が通じてからの2人の関係も良かったです~。目が合って微笑みかけただけで超動揺して持っていたもの全て落とす十蔵さんとか。あとは十蔵さんに対してからかい返すヒロインとか。強くなったなあ。十蔵さんは自業自得です(笑)輪の調整の選択肢がどんどん強引になってましたね。最後なんか「有無を言わせない」になってました。

十蔵も本音で話してくれるようになります。「そばにいてくれないなら何を起こすかわかりませんよ」発言とか、その後の告白シーンで「我慢できない」とか急に糖度がアクセル全開。甘すぎて溶ける。

 

海野さんを脅すところに笑った。黒さが全面的に出てるう~~~~~。

皆に関係がバレてからかわれるのは全ルートでお決まりのパターンのようですね。そしてここでも声出して笑いました。十蔵が「私を一体何だと思っているのか」と問うたところで返ってきた返事。

 

「ド堅物」

 

「出家一歩手前」

 

「仕事を娶ったような奴」

 

皆の言い方も相まって面白かったwwwwwwww

 

最終決戦での別れの「またな、もう一人の俺」は心に響きました。お互いがお互いの半身で。この主従関係尊い。最後に心の底から信繁と同じ方向を向いてくれて本当に良かった。

 

真紅の焔の敵キャラはどうしても憎めないですね。ガラシャ様、良いお姉様だった…。

まさかここにきて淀の方と秀頼と白蓮の対面が見れるとは。あまり言葉を交わさなかったので、もう少し掘り下げて見てみたかったなあと思いました。「迎えに来てくれるのを待ってた」が辛い。

鬼火衆の加勢は熱い展開!なんですが、あれ、毘沙門さん…?毘沙門さんだけは白蓮の味方だと思ってたのですが(´;ω;`)

 

白蓮に対して「私の六実さん」発言して怒る十蔵さん素敵。持ち前の一途さが完全にヒロインに向いてます。そのあとの「気高き女性」発言も、すっかり女性を完全に認めていますね。いろいろ変わったなあとしみじみ。

 

終章での最後の最後のセリフ。「初恋の君」に感動しました。

そうですよね、初恋ですよね…!このセリフにいろいろ込められていて、感慨深かったです。

 

十蔵ルートでは第一印象からは想像できなかった展開が多々あり、終始楽しめるお話でした。個人的にはストーリーが一番好きなルートになりました。2周目しても楽しいですよ!

筧十蔵 悲恋END

忍法帳より「9章その2」を選択。

 

「好感度低、輪度低」の設定で進めると悲恋END。秀頼を強引に行かせてヒロインに秀頼の後を追わせます。ずるい人。未来永劫許されないですよ十蔵さん…。最後の「ずっとずっとあなたの嘘に騙され続けてやるんですから」が辛かったです。5人目だったので改めて悲恋ENDのムービー見たのですが、最後に1人ずつ消えて行く演出が悲しいですね。

 

 
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以上で十蔵ルート感想終わります!

真田帳埋めて上忍コンプしてBAD回収頑張るぞー!!

 

P.s.考えてみれば安房守とグラシアと白蓮倒したんですよね十蔵さん…。さすが過労が趣味の人。

あとEDセリフの「私の心を奪った責任 とってもらいます」がすごくらしかった。