某の乙女ゲーム遊戯録

アラサー喪女の乙女ゲーム堪能記録。

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ) シエン 感想

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)

紫鳶[シエン]=クリノクロア(CV:日野聡)の感想です。

ネタバレ注意。

⇒攻略はこちら(Cendrillon palikA シエン 攻略)

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透京唯一の逃亡者

シエン 個別ルート感想

サンドリヨンパリカ2人目はシエンでした!メインヒーローらしくまとまった素敵なお話になっていました。最初から最後まで安心してプレイできるキャラクターでした。褒め殺してくれるお兄さん。身近に何でも褒めて肯定して話を聞いてくれるこんなお兄さんがいたらな~と思っちゃいました。

 

協力者候補の中では一番頼みやすそうなのがシエンさんですよね。無碍にせず話をしっかり聞いてくれそう。そして割とあっさり協力者になってくれました。ただし、やっぱり外の人なので透京内の時計塔の侵入にどうやって手を貸してくれるのかが予想がつかないところでした。

実際、協力者というよりはアドバイスをくれる相談相手、というのがしっくりくるような立ち回りでした。リンドウさんを買収するためにチーズケーキのリサーチをしたり、珍しい昆虫を捕まえるため虫取りに行ったりと奔走していました。これだけ見ると和やかに遊んでるな…(笑)結果的に、蝶と一緒に撮った写真に映るシエンがリンドウさんの目に留まり、時計塔の鍵をもらうことに成功しました。最初からリンドウさんを選べば手っ取り早かったんじゃないかとか突っ込みが沸いてきましたが考えちゃダメですよね。リンドウさんが承諾したのは、昆虫マニアだから撮った人の写真がうんぬん~~というこじつけのような理由ではなく、単にシエンに興味があったからでした。ハイリちゃんに接近してシエンと接触しようという思惑だったようです。そもそも写真を撮るようにアドバイスしたのはカシカなんですが、一体カシカは何を知っているのか。また謎が一つ増えました。

シエンの願いは失った記憶を取り戻すことと、自分自身の正体を知ることで、改めてハイリに協力を願い出て2人で真相に立ち向かっていくことで物語が進みます。シエンとユーレンの友情もこのルートの見どころだったように思います。『冷たい優しさ』と表された言葉は、ドライそうに見えて意外にも情の熱いユーレンにしっくりくるなと思いました。

 

結局、リンドウがシエンを透京から追放した張本人でした。そして、透京門から突き出された際に呪いの影響で眼を片方失ってしまったのが、シエンの義眼の理由でした。独断でそんなことできるのか?Mの一族が政治的な問題で王族を追放しようとした陰謀なのか?などいろいろと考えましたが、結局はリンドウの興味本位という理由だったようです。いや、ほんとに独断でそんなことできるの???と疑問が湧きつつも、リンドウさんが割と黒サイドな人物であることにびっくりしました。普通に温和で仕事に真面目な人だと思ってました。まだクロネとシエンルートしかやっていませんが、カリガネに血を渡したのもリンドウさん関係してたりするのかなあ、と私の中で彼に疑いがかかった瞬間でした。

シエンが透京に呪いをかけていた――というのは攻略2人目にしてどえらい秘密が明らかになったなと思いましたが、記憶違いというか早とちりでしたね。私、察しが悪く単純なものでちょっと信じかけてて混乱させられました。でもさすがに、夢でシエンに語り掛けている声がリンドウじゃないのかということには気づけました。後半はわざと分かるようにしていたと思うのですが、明らかに話し方が興津さんっぽかったですよね(笑)

 

シエンの年齢が27歳というのは意外でした!クロネが25歳なので、それより年下かと思ってました。当初は22~23くらいじゃないかなと。物語を進めていくと年相応の落ち着いたお兄さんという面が存分に発揮されていくので、良いギャップでしたね。ハイリちゃんに対してはじめは妹のように接しているのも微笑ましかったです。素直に可愛いとか言ったり、だいぶ余裕のあるお兄さんだなと。でも、思いが通じ合ったあとは写真に映る仲の良さそうなハイリとエラの姿に嫉妬していたことがわかったりと、可愛い一面もありました。透京に行ってから夜の寝室で「まだ行かないで」とガンガン攻めて理性を揺さぶってくるハイリちゃんに対して額へのキスで「はい、おしまい」と優しく伝えるシーンも、大人の余裕を感じさせてくれましたね…!お気に入りのシーンです♪

 

そしてシエンルートでは審判ノ刻の謎選択肢に笑いましたww悪夢が続いて睡眠不足解消のアロマを焚くくだりで、アロマランプの代用品に「マグカップ or 圧力鍋」と出たあの選択肢です。審判ノ刻って、すごく重要な選択肢が出るイメージだったのでこんなことで審判していいのかと(笑)この選択肢に関しては明らかに正解がマグカップだと分かりますが、興味本位で圧力鍋を選択してもどうにかお話が繋がるのがまた面白かったです。

あと、審判ノ刻選択肢ではないですが、好感度選択の「素振り or ダンベル」も面白かったです。教会を訪ねた時に誰もいないと思ったら、物音がしたので不審者を警戒してガラスの靴を武器に大きく振りかぶったシーンですね。あの選択肢も、どちらを選んでもくすっと笑えました(笑)ダンベルを選んでも素振りを選んでもマジレスで返答してくれるシエンもまあ天然ですね。

 

王族で、時代が時代なら正真正銘の『王子様』だったシエンとの物語は総括して御伽噺のようで、綺麗なお話でした。0時にガラスの靴を片方落として、彼の持っているガラスの靴を貰うのもシンデレラになぞらえていて。そして、幼い頃にガラスの靴を履かせてくれた王子様も、もちろんシエンでした。ロマンチックですね。すっごく乙女ゲームした気分でした。

もう一度シエンが透京に戻って真実に迫る展開も熱かったです。死ぬかもしれない上に一度身体の一部を欠損しているのに、もう一度透京門をくぐる勇気ってなかなか持てないですよ。ハイリちゃんの0時ダッシュの件もそうですが、透京の外の人間でも中の人間でも、やっぱりあの門は死の境界線であるという、緊張感がありありと伝わってくるお話でした。

 

それから新たな謎も多く残していったお話でしたね。

まず、カシカの言っていた針を0時に合わせるという解呪法。この方法でいくととんでもないことになりましたね。呪いを解くのは解いたけど、解放という意での『解く』でした。やり方を間違っただけで本当はちゃんと解くことができるのか、それともやっぱり呪いを全世界に解放することしかできないのか。そして、カシカはこの方法について結果を知っていたのか否か。

それから呪いに王族についての忘却も付加されていたのは、やっぱりエラと推理した通り呪いには王族が深く関わっているということでしょうか。

サンドリヨンパリカ、まだまだ楽しめそうです。

 

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