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CharadeManiacs(シャレマニ) 双巳リョウイチ 感想

CharadeManiacs(シャレードマニアクス)

双巳リョウイチ(CV:関智一)の感想です。ネタバレあり。

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攻略はこちら:シャレマニ 双巳リョウイチ 攻略

 

ネタバレあり感想です。このゲームはキャラ同士の秘密の繋がりなどもあり、ネタバレを見てしまうとゲームの楽しさが半減してしまいます。コンプリートした方以外は閲覧をお控えください。しつこいですがコンプ前に見ると本当に後悔します。

リョウイチ 個別ルート感想

爽やかで大人の余裕がある年長者。

 

6人目の攻略はリョウイチさんでした。制限のあるキャラは最後にしたいと思ってたので、制限なしのキャラクターでは最後の攻略になったリョウイチさんですが、この順番にしたのは少し理由がありまして。といっても理由は一つで、怪しかったから、です。シャレマニをプレイしている方は多かれ少なかれ、大体この人が怪しいんじゃないかな~?とアタリをつけて遊ばれているかと思います。というより、それがこのゲームの醍醐味であって楽しいんじゃないかと。

 

で、私の中ではとにかくリョウイチさんが胡散臭かった。言い方が悪くてすみません(;’∀’)実は彼については発売前から怪しいと思ってました(笑)同じ年上で雰囲気のあるミズキさんは、なんか一見怪しく見えるのが逆にミスリードかなと思えたんですが、リョウイチさんは一見して爽やかそうで普通なのが、逆に何かありそうだなって。茅ヶ裂さんルートではわざと言ってるよねこれ、と思うほど確信的な言葉を何度か漏らしていたので、プレイした順番によっては彼が異世界配信サイドだというのはわりと分かりやすい秘密だったかと思います。

 

結果的に彼は「狂信者」のポジションでした。

リョウイチさんはとにかく見せている性格がどこまで本当なのか掴めない人でした。どこかそこはかとなく怖いというか。ヒヨリちゃんも珍しくトモセくんの忠告に反発しないほどには底知れぬ何かを感じているようでした。

 

ヒヨリちゃんをからかうときでも、他ルートで助言をするときでも、あえて人の気持ちを無視しているのかそれとも本当に分からないのかと思わせるような行動もあって、それがよくわからないなとずっと思っていました。強引さが少し怖かったというか。結局その違和感は狂信的であるが故に「話が通じない」からだったとわかりました。何を言っても相手に伝わらないと言いますか。

 

ヒヨリちゃんに対しては、一番スポンサーになりそうだったからという目的で近付きます。宗教勧誘系攻略キャラって新しくないですか???リョウイチさんは新たな属性を生み出してしまったような気がします。勧誘系「俺と一緒に生きよう。痛みなんてすぐにわからなくなる。怖いことは何もない。俺とこの世界はずっとお前を必要としている」と狂気じみた甘言でヒヨリちゃんを誘います。まるで洗脳のようだと思ってしまいました。

 

はじめの考えがどうあれ彼もだんだんヒヨリちゃんに対する行動や向ける気持ちが、スポンサーにしたいから優しくしているのか、彼女だから優しくしたいと思っているのか分からなくなるという変化もありました。

彼女が真実に気付く前に、「秘すれば花、知らないうちが1番楽しい」と告げるセリフもありました。ヒヨリちゃんを自分と「同じ」にしたい、自分に依存させて優しさで包んで何も見えなくして幸せにしてあげたいという気持ちもあったんじゃないかな。

 

 

狂気を見せるリョウイチさんの不気味さは圧巻でしたね…!!嘲笑というか、光の無い目で歪んで笑う顔が怖かったです。

そして明瀬くんがDEAD ENDになるなんて一体誰が予想できたでしょうか。あの展開からまさか本当にDEAD ENDになってしまうとは思いもよりませんでした。異世界配信の非常さがよくわかるシーンになっていたと思います。

 

このルートでは全体的に他と違う雰囲気を味わえて楽しかったです。個別ルートに入ってすぐにリョウイチさんがスポンサーだと判明するので、ここからどう乙女ゲーム的展開に持っていくのかと。そして、異世界に傾倒するリョウイチさんからは、狂信者と呼ばれるスポンサーサイドの考えをしかと聞くことができるので、この世界を構成している裏側の部分を知ることができました。異世界配信のスポンサー達がなぜアルカディアに心酔するのか、その理由の一片がよくわかるお話でした。リョウイチさんは幼い頃に他人の特に理由もない悪意に触れてしまい、そこから自分を慕ってくれる弟の存在に依存していました。そしてその弟も離れ、失望と孤独に呑まれてしまったとき、アルカディアが誰からも必要とされなくなった自分を受け入れてくれ、そしてスポンサーという役割をくれた。理由もなく誰かを爪弾きにしない平等な世界、これが彼の異世界に傾倒した理由でした。

 

彼が自分のことをプロデューサーだと声を大きく何度も主張するのは、人狼ゲームの狂人のようだと思いました。狼を騙って自分を吊らせて、狼を勝たせようとする狂人の役割そのもののような。(人狼ゲームを知らない人には分かりにくいかもです、すみません;)

 

ヒヨリちゃんがリョウイチさんと対決する!というラストも他とは全く違う展開になりましたね。攻略キャラと本気でぶつかって勝負するとは。このルートならではの展開でした。ヒヨリちゃんは、リョウイチさんの優しさがたとえ見せかけでも嘘であっても、優しさを返そうと決心し、彼を救い出そうと立ち向かいます。

 

最終的な結末にも私は納得できたかなと。このエンドについてはきっと賛否両論あるかと思いますが、ここまでリョウイチさんが狂信してきた「神様」を簡単に手放してヒヨリちゃんの手を取ると、それは私は絶対に納得できなかったと思います。安易なご都合主義におさまってしまうとここまでの全てが薄っぺらくなってしまうので、この結末でよかったなと。(※あくまで私個人の感想です!)

 

「お前は二番目だな」と堂々の二番目宣言したのもほんっとブレませんでしたね!w乙女ゲームのエンディングでヒロインに二番目だと言い放つ攻略対象がかつて他にいただだろうか。

とりあえずリョウイチさんはヒヨリちゃんを幸せにしないと絶許。

 

ただ、明瀬くんの件についてはとんでもないことをしでかしたと思うので、そこはちゃんと謝ってほしいですね今後(;´∀`)あれは確たる悪意があったと思う。

 

まだ見ぬ真相ルートで何か彼の考えが変わったりすることってあるんでしょうか。

 

P.s.個別ルートのタイトルが「アスターを君へ」だったので、唐突なアスターに何か意味があるのかと調べてみました。アスターは花の名前です。花言葉も出てくるので、気になる方は調べてみてください♪

 

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